コンテンツマーケ、重要なのも分かるけどやることはたくさんあるし、どう効果を出せるかイメージが沸かない。
そんな方も多いのではないでしょうか?
先日のMarkeZine Day 2020 Spring ( https://event.shoeisha.jp/mzday/20200310 )で Faber Company の方が話されていた事例がとてもわかり易かったのでメモをまとめました。
流入7倍CV4倍『Woman.CHINTAI』オウンドメディアのユーザーに寄り添うマルチチャネル戦略とは?
登壇者:前田 絵理 [Faber Company]
■方針の見直し
当初:ある程度上がるキーワードができてきた
課題:上がってるキーワードもスモールキーワード(約74%)
そのため検索ボリュームが少なく、流入が少ない
→最初はスモールキーワードでいいが、だんだんビッグキーワードを狙っていく
月間検索数 | キーワード区分 |
1000未満 | スモール |
1000~5000未満 | ミドルS |
5000~10000未満 | ミドルM |
10000以上 | ビッグ |
■コンテンツ作成の流れ
①キーワード選出
「8畳」での獲得を狙う
・ボーリュームあり
・部屋探しに繋がるターゲット
②ニーズ分析
ミエルカで分析
その中でニーズをグルーピング
→ニーズに一致する、図解コンテンツがいいと判断
③構成案作り
タイトルには「ニーズ」と「パワーワード」を含む
冒頭に画像で期待感煽る
検索ニーズに図・表で回答
■ペルソナ
不要という意見もある
→関係者の意思統一のためにあると良い
ペルソナの中でも特に抑えるポイントを徹底
→タイトルや表現が特徴的になった
例:若い女性をターゲットにしたことで「8畳の広さはこんな感じ」という他にない言葉遣いでタイトル付けできた
チャネル別のコンセプトも決まった
SEO向け記事とSNS向け記事を作り分け
SNS
イラスト投稿がきっかけでホンダとタイアップ記事を獲得

コメント返信も効果
■CV設計
・認知→成約までの段階ごとのコンテンツ
認知 | 部屋探し直前/検討し始め | 住居トラブル・問題など | 例:空き巣・水漏れ・ストーカー |
↓ | 情報収集/比較検討 | 賃貸住居のオプションなど | 例:オートロック、浴室乾燥など |
成約 | 住まい決定直前 | 引越し前に調べるもの | 例:敷金、火災保険、前家賃 |
・CVに寄与するコンテンツを作る
「社員が解説」のような信頼性の高いコンテンツを設計
集客コンテンツからの導線をCVに寄与するコンテンツに集中
・文脈に沿うCTA
文脈に合わせた文言
バナーデザインも数パターン使い分け
飛び先もコンテンツマッチしたものに見直し

■結果
1年半でCV4倍に増加