「保育園に行ったらしょっちゅう熱が出る」とはよく言われることですが、通園10日でうちも出ました。
熱がなかなか引かず、上がったり下がったりはしつつも、約1週間発熱しっぱなし。
高いときには39度を超えていました。
最初は「熱が出ても意外と元気」という感じでしたが、徐々に不機嫌に。
そして最後に発疹が出て、「突発性発疹」と診断されました。
今回は1歳までに幼児の90%、3歳までに99%がかかると言われる「突発性発疹」についてご紹介します。
経過
まずうちの子がどんな感じだったのか。
風邪と併発したらしく、振り返ると全10日の長丁場。。
1日め
夜、寝ようとすると体が火照ってる感じ。
測ったら38℃ほどの発熱。
2日め
朝は熱も下がって機嫌も悪くなかったものの、念のため保育園は休み。
鼻水が結構出る。
夕方からちょっと熱っぽくなり、夜中また38℃ちょいの発熱。
鼻水はどんどん悪化。
3日め
この日も朝には熱は下がっていて食欲も問題なかったが、病院へ。
ただ胸の音も耳もきれいで喉もちょっと赤いくらいということで、風邪と診断。
鼻水を機械で吸引してもらって、鼻水と咳止めのシロップと解熱のシロップを処方してもらう。
シロップもスプーンでなかなか上手に飲め、熱があるにしては元気。
4日め
病院でもう1回くらい熱出るかもと言われていたが、前日の朝下がってからそのまま平熱を維持。
鼻水と咳は残っていたので薬はひきつづき。
少し熱っぽい感じはあるものの、よくあるレベル。
翌日から保育園復帰かと思っていたら…
5日め
朝方5時頃あつあつになっていて計ると38.6℃。
38.5℃を超えたので解熱薬を飲ませて、冷えピタを貼る。
37℃代まで下がるも一日中あまり下がらず過ごす。
昼からシロップをスプーンで飲んでくれなくなったので、ボーロに染み込ませてだましだまし飲ませる。
6日め
朝方さらに熱は上がり39.2℃。
解熱剤はスポイトで直接口に(これが正解だったと思う)
もはやスプーンが嫌という感じでごはんも食べなく。
7日め
熱下がらず薬もなくなり病院へ。
風邪と突発性発疹の合併症かもと言われ、発疹が出たらまた来てくださいとのこと。
8日め
熱も下がって一安心。
ごはん拒否も徐々に収まって、夜にはそこそこ食べるように。
発疹も出ていなかったので結局ただの風邪だったのかと。
9日め
前日一日熱が出なかったので、久しぶりに保育園へ。
機嫌はいまいちで先生に託す際に初めてのぐずぐず。
しかし11時半過ぎに保育園から発疹が出たので迎えに来てくださいとの電話。
病院に行き、突発性発疹の診断を受ける。
10日め
少しまだ機嫌が悪い時間が長かったような感じがあったものの、概ね元気。
突発性発疹の原因と症状
乳幼児に多く、特に生後6ヶ月から1歳位にかかりやすい病気です。
初めての病気が突発性発疹と言うことも珍しくありません。
突然高熱が出て、それ以外の症状がほとんどないまま、熱が下がるのとほぼ同時にお腹を中心に発疹が出始めます。
特に流行する季節はなく、1年中見られます。
原因になるのはヒヘトヘルペスウィルス6型と7型の2種類。
そのため2度罹る場合もあります。
このウィルスは一度感染すると一生体内に潜みます。
ですから乳幼児の突発性発疹は、親など周囲の大人を介してうつると考えられています。
一般的に熱が高く、3~4日続きます。
40度に達することもあり、発熱時に熱性痙攣を起こす子もいるので、よく様子を見ていきましょう。
「高熱の前には機嫌が良い」と言われることも多いのですが、赤ちゃんによってはかなり不機嫌になることもあります。
そのため「不機嫌病」とも呼ばれますが、不機嫌になる原因はわかっていません。
食欲がなくなったり、うんちが緩くなったりすることもあるようです。
熱が下がると、その日~翌日のうちにお腹を中心に赤い発疹が出始め、次第に濃くなり、全身に広がります。
発疹は一般的に3~4日で消えます。
顔にもちらほら(うちの場合は、顔は気にしてなきゃ気にならない程度でした)
突発性発疹と診断診断できないことも
発疹が出るまでは、医師も突発性発疹と判断しかねることが少なくありません。
本来は血液検査をして抗体があるかどうかを見ないと確定しないのですが、発疹が出たのを持って突発性発疹と診断されることがほとんどです。
熱の後にはっきりと明らかな発疹が出る病気なので、発疹かどうかはっきりしないと言うような時は、突発性発疹ではないと言う時もあります。
治療
ウィルスによる感染症のため、抗菌薬などは使えません。
熱が高くて辛そうな時は、解熱剤を処方されることもあります。
また、以前に熱性痙攣を起こしたことがある場合は、痙攣止めの薬を使うこともあります。
ホームケア
発疹はあまり意味がないので、特にケアをしなくても大丈夫です。
家で安静にし、水分を多く取らせるようにしましょう。
まとめ
ほとんどの幼児が通る道ですが、はじめての病気・光熱で手を焼くことは多いでしょう。
不機嫌さも差が大きく、大変だったという感想もよく見られます。
どちらにしても、回復に向けて落ち着いて世話してあげるのがベストです。