生まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.01から0.02程度です。この目が「見る」ために機能するには、目と脳の両方の発達が必要です。
そのために欠かせないのが海外からの刺激。
ママのおっぱいを探したり、散歩しながら木漏れ日を見たり、鮮やかな色のおもちゃを眺めたりするうちに、視力は少しずつ発達していくのです。
もし、外からの光を遮った暗い室内で赤ちゃんを育てたとすると、もともと目の機能に異常がなくても、目と脳の発達が妨げられて十分にものが見えなくなってしまいます。それほど目から入る刺激は大切なのです。
視力の成長
一般的には、以下のように視力は成長していきます。
- 3ヶ月頃… 0.1
- 6ヶ月頃… 0.2
- 1から2歳… 0.4
- 3歳… 0.8
- 6歳… 1.0
眼球の大きさが大人並みになるのは3歳頃、視力が大人並みになるのは4から6歳、両眼視できるのも6歳頃です。
3歳での視力は要注意
一般的には3歳ごろまでに、目の機能は一通り成長します。
なので3歳児検診の際、目の検査には注意しておきましょう。
ここで目の機能に不良があるようであれば、早めの治療が重要です。
視神経は6歳を過ぎると形成が終わり、改善することはありません。
逆に言えば、この時期に発見して治療できれば、大きな回復が見込めます。
小学校入学にも間に合うので、不都合も最低限に抑えることができるはずです。