リノベーションで大きな面積を占める床材。
多くの方はフローリングを選ぶと思いますが、フローリングにも種類があることをご存知ですか。
しっかり把握しておくと、価格調整もしやすいポイントです。
フローリングとは
一般的に見かける、木質系の材料を使って張り上げた床材全般を指します。
木質のぬくもり、掃除がしやすい、張替えも比較的楽といった特徴から、多くの家庭で利用されています。
経年変化を楽しむ方もいます。
フローリングの種類
この3枚の板はすべてフローリングですが、違いは分かりますか?
フローリングにも種類があります。
それぞれ特徴があるので、覚えておきましょう。
無垢フローリング(単層フローリング)
無垢フローリングは、天然の木をそのまま一枚使って作った素材です。
先程の写真でいうと左と中央が無垢です。
天然の木なので、木本来のぬくもりがあり、模様が多様なのも魅力の一つです。
経年変化を楽しむこともでき、調湿性やアレルギー対策にも優れています。
一方で水や熱に弱く変形しやすかったり、模様が一定じゃないことを嫌う人もいます。
合板フローリング(複合フローリング/複層フローリング)
合板フローリングは複数の板を張り合わせて、表面に天然木の薄い板を貼り付けたものです。
先程の写真では右のもので、他の板と違い、断面が階層になってるのが分かります。
組み合わせる素材次第で様々な機能を持たせることが可能です。
表面加工で傷や汚れに強くしたり、防水性を持たせたり。
音を遮る素材を混ぜて、遮音性を上げることも可能です。
変形しづらいのも特徴で、床暖房を使う場合は基本的に合板フローリングになります。
また、無垢フローリングに比べて安価で済むことも多いです。
無垢フローリングと合板フローリングの比較
無垢 | 合板 | |
価格 | △ | ◯ |
耐久性 | △ | ◯ |
耐水性 | △ | ◯ |
防汚性 | △ | ◯ |
防音性 | ◯ | ◎ |
調湿性 | ◎ | △ |
対アレルギー性 | ◎ | ◯ |
フローリングの価格
先程の写真をもう一度。
左から無垢(タモ)、無垢(ナラ)、合板です。
それぞれの価格はこのようになります。
無垢(タモ):¥9,768/㎡
無垢(ナラ):¥5,860/㎡
合板:¥4,545/㎡
だいぶ差がありますね。
リノベーションの見積もりを見て、減額できるポイントを探していたらぜひ素材を気にしてみてください。
僕の場合は約60㎡の家だったので、デフォルトで見積もられていた無垢(ナラ)から合板に変えることで8万円ほど値下げできました。
リノベーションの価格交渉のポイント
今回ご紹介したフローリングの素材以外にも、価格交渉・減額調整しやすいポイントは色々あります。
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